高度専門職1号イ(続き)

高度専門職1号イについてお話ししていました。
学歴、職歴、収入、年齢、研究実績などの項目でポイント振られているということでした。

今日は、そのポイントの項目のうちの年収からです。
契約機関から受ける報酬の合計が年1000万円以上だと40点、900万円以上1000万円未満だと35点、800万円以上900万円未満だと30点、700万円以上800万円未満だと25点、600万円以上700万円未満だと20点、500万円以上600万円未満だと15点、400万円以上500万円未満だと10点です。
博士号を持っていて(30点)年収1000万円以上もらっていれば(40点)、即70点取れてしまうんです。

次は、年齢です。
30歳未満だと15点、30歳以上35歳未満だと10点、35歳以上40歳未満だと5点です。
日本では未だ年功序列が根付いているということで、20代で700万円以上もらっていれば、40歳以上で1000万円以上もらっている人と同じポイントになるんです。

最後に、研究実績です。
(1) 発明者として特許を受けた発明が1件以上あること
(2) 外国政府から補助金、競争的資金その他の金銭の給付を受けた研究に3回以上従事したことがあること
(3) 日本の機関において利用されている学術論文データベースに登録されている学術雑誌に掲載されている論文が三3以上あること
(4) (1)から(3)までに該当しない研究実績で当該外国人が申し出たものであって、これらと同等の研究実績として、関係行政機関の長の意見を聴いた上で法務大臣が認めるものがあること
これら(1)から(4)の中で当てはまるものが複数あれば25点、1つあれば20点です。

上記の各項目に加えて、特別加算されるポイントがいろいろあります。
よく使われそうなものを少しだけご紹介すると、日本の大学を卒業し又は大学院の課程を修了して学位を授与されている場合には、10点が加算されます。
また、幅広い場面で使われる日本語を理解することができる能力を有していることを試験により証明されていたり、日本語を専攻して外国の大学を卒業していたりすると、15点が加算されます。

結構簡単に70点取れるんだなと感じる人もいるのではないでしょうか?

明日は「ロ」の活動についてお話ししたいと思います。


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