高度専門職1号ロのポイント振りについてお話ししていました。
今日は研究実績からです。
(1) 発明者として特許を受けた発明が1件以上あること
(2) 外国政府から補助金、競争的資金その他の金銭の給付を受けた研究に3回以上従事したことがあること
(3) 日本の機関において利用されている学術論文データベースに登録されている学術雑誌に掲載されている論文が三3以上あること
(4) (1)から(3)までに該当しない研究実績で当該外国人が申し出たものであって、これらと同等の研究実績として、関係行政機関の長の意見を聴いた上で法務大臣が認めるものがあること
これら(1)から(4)の中で当てはまるものがあると15点です。
高度専門職1号イでは、1つ当てはまれば20点、複数で25点なので、高度専門職1号ロよりもイの方が研究実績が重視されているようですね。
その代わりに、高度専門職1号ロでは、「資格」という項目があります。
従事しようとする業務に関連する日本の国家資格(業務独占資格または名称独占資格)を保有、またはIT告示に定める試験に合格、または資格を保有している場合、
1つ保有(合格)で5点、複数の場合には10点です。
上記の各項目に加えて、特別加算されるポイントがいろいろあります。
よく使われそうなものは、日本の大学を卒業し又は大学院の課程を修了して学位を授与されている場合には、10点が加算されます。
また、日本語を専攻して外国の大学を卒業していたり日本語能力試験N1合格相当日本語能力があると、15点が加算されます。
N2相当ですと、10点です。
はい、イと同じですね。
全体としては、高度専門職1号イと全く同じところもあれば、少し異なるところもありました。
明日は最後の「ハ」の活動についてお話ししたいと思います。